2010年12月17日金曜日

公平、正直、勤勉、質素、倹約は、日本の誇るべき精神!とはいえ?

公平、正直、勤勉、質素、倹約は、日本の誇るべき精神である。そこで、今回は、少し違った見方で「公平」につき考えたい。
 先日、の稽古であるお母さんが道場の先生のところに来て「体育の授業で”逆立ち”が出来たのは、うちの子だけでした。うれしい!」と話した。その話を聞いて先生は、とても、うれしそうにしていた。そばにいた他の子のお父さんが「拳法会は、基礎運動能力を育てるのが実に上手だ!この子もあの子もうちの野球部の5年生の主力選手で、逆立ちをした子は、キャップテンですよ!先生!今は、野球をやる子が少なくなった!ところで、あそこにいる子もうちのチームに来ないかなぁ~」と話した。そしたら、お母さんが「だめ!だめ!あの子は、〇△チームの四番でピッチャーだから!拳法会で野球チームを作れば、絶対に優勝間違いないのにねぇ~」、それを聞いた拳法先生は、大変「誇り」に思ったようでした。しかし、その顔のどこかに、手塩に育てた子を「盗られる」気持ちが表れていた。そしたら、今年、チャンピオンになり運動神経、体格、技術共に比類ない子が「先生!俺の夢は、拳法会の先生になる事だ!先生のように!」と話した。そばにいた、南アジアから来た指導員が「◇◇君であれば、世界チャンピオンになれる!間違いない!」と言ったのを聞いた先生は、「泣くほど喜んだ」  喜んだり、心配したり、悲しんだり、世の中は、実に「公平・フェアー」に出来ている。
 しかし、少し、多方面から考えて見ると「公平」とは、「バランス」でないかと思う。全員が四番でピッチャーでは、決して良いチームとは、言えない。少子化で選手が不足しているなら野球やサッカーの選手となるのも公平自由である。しかし、拳法会の指導者としては、大いに、寂しい気持ちでもある。公平であると言うことは、苦しい事でもあるのだと感じる。
    「写真は、こんな顔の子に育てたい!」名古屋地区拳法会の子どもたち!

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