2010年10月3日日曜日

武道と言う言葉は、比較的新しい!と言うのは、間違い!?

以前、武道の定義と言うテーマで武道学会でワークショップが開かれた。その日本武道学会での多くの先生方の発表や私自身も「武道」と言う言葉は、近代になってからだと思っていた。しかし、ここ、10年ぐらいは、ひょっとしたら間違いであったんじゃないかと勝手に思っている。それは、東京大学の相撲部の部長で歴史学者である新田一郎教授の話を武道学会で聞いてからである。当時の話は、歴史学的に言って相撲は、侍・武士の営為にない。したがって「相撲をやっている=武道をやっている」では、ないと言う歴史学的見解でした。「となると空手や少林寺拳法など日本伝来のものでなく武士の営為にないものが多くあり、これを私たちは、武道と呼んでいる。」と言う発表でした。 となると相撲は、武道ではないと言うことになる。武道とは、殺人集団である武士が産み出した厳しい掟や節度、哲学だと言う。剣道の技術を稽古することと武道は、異質のものと言っている。この点から私は、「武道=武士道」は、同じでは、ないかと今は、考えている。誰かが「おはようございます。」を「オッス!」と言っていたように「武士道」を「武道」と言っていてもおかしくない。

以前、(社)障害者武道協会の代表理事で日本武道学会の柔道部会の国士館大の中島豸木教授にも話したが「フゥ~ン」と言う程度の話である。

もっとも中島教授にとっては、柔術を教育の一端とし「道」をつけたのは、尊敬する嘉納治五郎先生なので同意を得られるとは、思ってもいないが言ってみたかった。
 とは言え、わたしのこの「武士道=武道」論は、あながち正しいのかもしれない・・・。
                           世界拳法会連盟会長大橋千秋

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