2011年5月15日日曜日

中学の部活動・クラブ活動の問題点、昨日も父兄から相談!

現在、中学では、部活動、クラブ活動は、正課(課外活動)ではない。
 (参 考:中学校では2002年、高等学校では2003年改訂の学習指導要領で必修のクラブ活動は廃止)
 昨日の父兄からの相談は、「休祭日や夜遅くまで部活動が強要されていて拳法への稽古が参加できない」との苦情であった。「指導者もいない!目的する部活動がなくやむ負えず入った部活動に何故、今までのものを犠牲にしなくては、ならないのか!」と言う相談であった。今、考えれば、昭和20年代、30年代、中学での部活動は、盛んでは、なかったように思える。
しかし、何故、休祭日まで活動するようになったのだろうか?
 教師に払われる手当ては、然程のものでは、なく、土日の休業日に3時間1分以上活動したら1200円、6時間以上活動したら1500円支給程度と思われる。文部科学省調査委員会「問われている部活動の在り方」参照
 もうひとつ、中学の大会などの開催事業を行っている公益財団法人日本中学校体育連盟(中体連)の係わりもシステムを改善できない要因では、ないだろうか。しかし、父兄や本人たちの憂い答えるべく拳法会としての回答をしなくては、ならない。

追伸:各関係者に実態と資料を調査

浜松市中学校体育連盟申し合わせ事項(指導者)によれば、土日の活動は、「どちらか1日とする」とある。

 中学での部活動時間:平成23年度部活動保護者会資料によれば
4月・・・・・・・・・・・18時終了
5月~7月・・・・・・18時30分終了
9月~10月・・・・・18時終了
11月~12月・・・・17時終了
1月~2月・・・・・・17時30分終了
3月・・・・・・・・・・・18時終了
朝の部活動 7時20分から7時45分、7時50分までに生徒昇降口を通過(原則として1年生は、1月期の朝部活を行なわない)
   上記であれば、7時以前に帰宅でき、「家の手伝い」「勉強」や「習い事も継続できる」と判断します。各校長先生とPTA の自覚では、明瞭性にかけるため以前、記載の不祥事が起こるのでしょうね!


2011年5月5日木曜日

世界チャンピオンより上のオンリーワンになれ!


「ナンバーワン・チャンピオン」の上にある「オンリーワン・武士道」を目指せ。ナンバーワンの世界チャンピオンは、容易になれるものではないが更に難しいのは、天上天下唯一の「オンリーワン」になる事である。世界チャンピオンのナンバーワンは、次々と生まれてくる。10連覇しようが20連覇しようが次には、新たな世界チャンピオンが生まれる。ところがオンリーワンは、その人自身の培われた技・知識・心が仕事となり働く事により「傍を楽」にし幸せにすることができ人間を向上させる。そこにプライド、自信が生まれ「天上天下唯我独尊=全世界で私たち一人一人の人間が一番尊い」と言う姿勢が宿る、
天下唯我独尊の心をもつ侍(サムライ)になる事大切である。オンリーワンをめざせ!

校庭の二宮金次郎像(尊徳)の「勤倹譲」の精神


二宮金次郎(尊徳)
  「勤倹譲」の精神
昭和20年第二次世界大戦に敗れた日本、占領軍GHQによって学校の庭に建てられていた二宮金次郎像の全て取り払われた。二宮金次郎は武士でも軍人でもなかったが、像は、取り払われ教科書からも消えた。彼は、「謹・倹・譲」という道徳的な生業のあり方を考えた: 〇「謹」は勤勉に働くこと。仕事は、人を向上させる。仕事がないことは、人間の向上を阻害する。
〇「倹」は倹約。天変地異・戦争など人々を襲う飢饉に備えるためにすることである。「ケチ」ではない。「蓄え」少なくとも生きるための「最低、1500kcal(キロカロリー)/日、摂取できなければ生命と維持出来ない。食料がなければ、最後まで立派な立ち居振る舞いができない。
〇「譲」は、共有の精神のもと足らざるところに移譲することである。国民は、税を納め国は、国民に幸せをあたて天変地異が起きた時には、危機にある国民へ移譲することである。

しかし、国家も国民もその法を越えては、いけない。特に「国家」や役人官僚は、国民の禄を育むものであるので「聖職」にあることを忘れず私欲に走っては、ならない。
アメリカの文学者ヘンリー・ディビット・ソローは、
 「国家は、国民を幸せにする義務があり、国民の幸せと国家の利益が対立したときは、国民は、納税拒否と言う平和的抗議が出来る。」(コンコード在)と言っている。一揆のような事態を起こさないためにも国家の禄により生かされる者は、心しなくては、ならない。

2011年5月2日月曜日

現在のスポーツ教育文化のあり方!名城大学体育会OB連合会で感じたことを再度、国士舘大での執行役員会で問う!

国士舘大学で4月30日(社)障害者武道協会の執行部会があり平成23年度の総会、事業計画などにつき協議された。今回は、スェーデンの要望をマイケル香本先生が提案した。提案とは、日本が軸となり国際障害者武道文化協会 I-ABCDの設立要望であった。設立準備事務局とし事務局長マイケル香本(剣道)徳安秀正(柔道・東京有明医療大)大橋正康(拳法・浜松拳法会)が進めて組織化は、大橋千秋(世界拳法会連盟)委員長に中島たけし(国士舘大)で7月の総会までに手続きを完了するとした。





 さて、今回は、近畿大学の岡田龍司准教授も交え少子化により相撲部、レスリング部になった高校、大学の例を挙げ野球部、サッカー部も廃部の危機にあることを提示した。静岡県立湖東高校では、柔道部は、廃部、剣道部も部員2名という危機的状況にある。わたしが母校名城大学体育会OB連合会の会合に出た折も感じたことは、大学経営陣も「体育教育」の観点でとらえておらず「大会主義」である感が拭えなかった。「知育」「体育」は、教育の両輪であり、自分の荷物も持てない者が他人の荷物を持つことが出来ないのであり、両輪揃ってこそ「徳育」が生まれるのである。「知育」のみのアンバランスな人間を育てては、いけないし、まして、体育教育を学校のコマーシャルに使うことのみ考えるのも教育者とし如何かと考える。
 また、ほとんどの大学など学校は、体育を教育として真剣に取り組んでいるが何故にこのような事態に陥るのかを提案した。特に学区が定められた義務教育の中学校に「1.求める部活動がない。2.良い指導者がいない。」の2点に尽きる。小学生のときスポーツ少年団やクラブで活躍してきた多くの人材が中学になるとやめるのが現状である。柔道部がないのだから他の部活動に入る。当然なことである。この、不条理は、世界で日本だけでは、ないかと思う。地域クラブに中学の部活動を委託すれば、部活動の数も増え小学生のチームが少なくても入ってくる。
  体育教育に対する姿勢、義務教育の部活動の改善がない限り未来はないのでは、と思うほどである。



  この件については、以前、塩谷立文部科学大臣に問題定義をしたことがある。 今一度、真剣に考えるべき事である。 写 真   動画
                                  世界拳法会連盟 大橋千秋