拳法会のOさんは、就職しました。あまり持てる力を発揮出来ないまま数年が経ちました。そんなOさんにチャンスが来ました。社長主催の新入社員を交えた昼食会が中華料理店で開かれました。乾杯の音頭がとられ全員が食べ始めましたが、たまたま、社長に箸がありませんでした社長は、正座をして待っていました。全員が食べ始めていたのですがOさんは、正座をして社長が箸をつけるのを 一人だけ待っていました。拳法会の合宿で学んだ礼です。 社長は、そんなOさんの態度に注目しました。やがて、社長に箸が届けられ食べはじめました。それを見てからOさんは、徐に「いただきます」と合唱し箸を取りました。食事会の後、社長は総務課長に訪ねました。「あの男は、なんと言う名前だね!」
この行動が社長の信頼を得て、二人は、「刎頚の交わり」となりOさんは、社長の絶対的信頼を得て共に働きました。 Oさんは、社長が癌で死ぬ3日前に社長から呼ばれ、「俺の葬式は、お前にやってほしい!お前といた時間が一番楽しかった」と言われました。Oさんは「男子の本懐です。お任せ下さい!安心して死んでください」と答えました。
「体験の積み重ねが子どもたちの人生を左右するひとつの例です。
子どもたちに多くの体験をさせるのが大人の責任でもあります。」
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