2009年3月20日金曜日

こども武道憲章(ぶどうけんしょう)

こども武道憲章(ぶどうけんしょう)武道(ぶどう)は、日本(にほん)古来(こらい)の武勇(ぶゆう)を尊(とうと)ぶという精神(せいしん) を受(う)けつぎ、長(なが)い歴史(れきし)の中(なか)でつちかわれ、発展(はってん)してきた伝統文化(でんとうぶんか)です。武道(ぶどう)は、礼儀正(れいぎただ)しさを身(み)につけ、技(わざ)をみがき、心身(しんしん)をきたえ、りっぱな人(ひと)になるための修行(しゅぎょう)の方法(ほうほう)です。 わたしたちは、技(わざ)の稽古(けいこ)や試合(しあい)の勝(か)ち負(ま)けだけを目的(もくてき)にするのではなく、武道(ぶどう)を正(ただ)しく理解(りかい)して、このすばらしい日本(にほん)の伝統(でんとう)文化(ぶんか)を大切(たいせつ)にしなくてはなりません。 これからも武道(ぶどう)を愛(あい)し、修行(しゅぎょう)を続(つづ)けていくために、わたしたちが心(こころ)がけなくてはならないことを「こども武道憲章(ぶどうけんしょう)」として掲(かか)げ、これを守(まも)ります。

  (目  的(もくてき))第(だい)1条(じょう)  武道(ぶどう)は、技(わざ)をみがくことによって心身(しんしん)をきたえ、強(つよ)くたくましく、勇気(ゆうき) と思(おも)いやりと正義感(せいぎかん)をもった、社会(しゃかい)に役立(やくだ)つ人(ひと)になることをめざします。
  (稽  古(けいこ))第(だい)2条(じょう)  稽古(けいこ)をするときは、先生(せんせい)の教(おし)えや礼儀(れいぎ)を守(まも)り、基本(きほん)を大切(たいせつ)にし、技(わざ)だけではなく、心(こころ)と体(からだ)も共(とも)にきたえるよう、一所懸命(いっしょけんめい)にはげみます。
  (試  合(しあい))第(だい)3条(じょう)  試合(しあい)や演武(えんぶ)では、ふだんの稽古(けいこ)の力(ちから)を出(だ)しきってがんばり、 勝(か)ち負(ま)けや結果(けっか)だけにこだわらず、 節度(せつど)ある真剣(しんけん)な態度(たいど)でのぞみます。
  (道  場(どうじょう))第(だい)4条(じょう)  道場(どうじょう)は、技(わざ)をみがき、心(こころ)と身体(からだ)をきたえる場所(ばしょ)として、規則(きそく)や礼儀(れいぎ)を守(まも)り、清潔(せいけつ)と安全(あんぜん)を心(こころ)がけます。
  (仲  間(なかま))第(だい)5条(じょう)  道場(どうじょう)の仲間(なかま)を大切(たいせつ)にして、お互(たが)いに協力(きょうりょく)し、はげましあいながら、楽(たの)しく稽古(けいこ)し、さらに多(おお)くの仲間(なかま)をつくります。
昭和62年4月23日制定 日本武道協議会

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