2009年8月13日木曜日

「観戦者の目」 写真家・川嶋正芳氏から

「 目は、その人をよく表現すると言う」 寝技世界最強の男と言われた1981世界柔道チャンピオン柏崎克彦(国際武道大教授)も「技と言う言葉は、昔は、なかった!表現と言っていた。己の表現こそが素晴らしいことなのである。素晴らしい表現をしよう!」  
 写真家川嶋正芳氏も亦、選手はもちろん応援をする子供たちの「目」と「表現」を撮り続けている。第33回拳法選手権大会は、この「眼」、「表現」がいささか「曇ってきた」と指摘をカメラのレンズを通して証拠を突きつけられた。
 ほんとうにうれしい指摘であり!この突きつけられた証拠写真には、心に深く刺さる物があった。

 この表現を公表した結果、他のスポーツや武道の大会の写真も送られてきた。観戦する子供たちが、正座をしている写真は、他のスポーツでは、見つけることが出来なかった。また、このような選手に魂をあたえる目をしている子供たちも見つけられなかった! 拳法会の大会では、負けて途中で帰る選手や父兄は、皆無である。決勝戦を応援し表彰式に拍手で贈る!最後は、全員で清掃をしてから帰る。花井和夫大会会長も進んで手伝う!

 国士舘大学の柔道を教える中島 豸木教授は、「選手は、負けると途中でも帰ってしまう。表彰式には、関係者しかいない。会場は、ゴミだらけ!ゴミを持ち帰ろうと呼びかけると最寄の地下鉄のゴミ箱は、ゴミであふれる。まして、正座をし応援する子供も!率先し残って会場を掃除する子供もいない。」「柔道ルネッサンスとは、なにか!どうすれば、よいのか?」と拳法会の姿を見て問いかけている。
 先ずは、私達、拳法会は。「格技」とし「格式ある表現」につとめこの姿を見た人たちに影響を与えられるように成長することが責務である。中島教授は、このBlogを一人でも多くの人が読むことを望んでいる。

2009年8月7日金曜日

第2回全国視覚障害者学生柔道の支援 8/8浜北グリーンアリーナ

実行委員会事務局です。以下のような流れになると思いますのでご協力をお願いします。 
        中村昇先生 10:30 神取忍先生出迎え 
8/8(土)   (10:00~12:00 近隣小中学校合同練習・・・・一瀬先生)

           終了後
  拳法会や合気道、なぎなた、剣道関係者は、10:30集合

     12:00~13:00 障害者武道講習会 (講師 松井完太郎教授) プロジェクター等準備 大橋正康が松井先生、一瀬先生と打合せ。冨田先生宜しく!

     13:00~13:30 神取忍先生(柔道&女子プロレス)、中島豸木教授(柔道)、高橋一郎先生(合気道)、大橋千秋(拳法)、大橋正康(拳法)大橋忠幸(拳法)、良知大悟(剣道)、福沢(名城大剣道OB)で小学生(柔道、拳法、合気道)の子ども達と異種武道で遊ぶ。 例えば、中島先生は、投げられ役、大橋は、殴られ、蹴られ役で交流する。

     13:30ジャストにおわり陣太鼓の設置手伝いを皆でする。(伊藤千明さん応援宜しく!長田さんは、障害者の見学者の面倒宜しく)
      柔道、拳法、合気道などの子ども達30名は、選手と入場するため所定の位置につく・・・・・一瀬先生、小林さん、中島先生、大橋、冨田外で並ばせて待たせる。子ども達は、道着

     13:40 陣太鼓開始・・・・・・鈴木英忠指揮(太鼓の子ども達にお菓子の準備を忘れぬように!) 写真撮影は、川嶋正芳氏

         (選手入場  子ども達も一緒)
     14:00 開会式
     14:15 開会式終了  ・・・・・・開始まで太鼓 鈴木英忠指揮
     14:20 開 始     ・・・・・・・太鼓かたずけ 鈴木英忠指揮(大橋、伊藤さん、芝田さん、拳法会と柔道応援)

                 大会・・・・一瀬先生指揮
     15:40 試合終了・・・・表彰式準備  賞状作成、トロフィー作成(表彰式応援者普段着でOK)

           邪魔にならない場所でサイン会(神取忍先生、溝口先生) 写真撮影もお願いします。・・・・川嶋正芳氏(写真家)  会場へ楽しい音楽・・・・・小林さん手配

     16:20  閉会式
             選手と子ども達入場  ・・・・・音楽・小林さん
           表彰式 ・・・・音楽・小林さん
     16:45  閉会宣言 
            全員でかたずけ!掃除をキチンとしましょう!
     17:00 ジャスト終了

*12:30から受付が始まります。花井さん塩谷大臣、市長、副市長など来賓の案内宜しくお願いします。

PS:弁当、飲み物は、各自持参!! 当日、手落ちがあっても協力して克服しましょう!!
                                      大橋
**********************東京都世田谷区世田谷4-28-1国士舘大学武道徳育研究所内 社団法人障害者武道協会   大 橋 千 秋 浜松連絡先 電話053-439-0909 URL: http://www1.bbweb-arena.com/righttec/budo.htm   Blog: http://blog.goo.ne.jp/budo-s

2009年8月6日木曜日

礼徳が失われつつある! カメラから日本の心をみる! 写真家 川嶋正芳

                    正座で観戦する子供たち!
写真家の川嶋正芳氏は、長年にわたり拳法会の写真を撮り続けています。その視点から、ひとつの「思い」が寄せられました。 「最近、子供たちの観戦の姿勢が乱れてきました。」との指摘である。選手の礼節は、もちろんですが「正座をして応援する子供たちの姿勢に武道の”礼徳”を感じる」と川嶋正芳氏は、指摘しています。

 そこで礼徳が、失われつつある原因は、何かを考えました。

●九割(90%)は、私たち指導員の教育不足にあります。十分反省すべきであり是正をします。

●残りの一割(10%)は、家庭教育(第一の教育の場)であり学校教育(第二の教育の場)に問題があります。学校の部活動教育にも問題があります。

 現場の教師または、家庭でも「正座」をさせて話をすることは、めったにありません。部活動教育においても、得点を入れたりポイントをとれば、「ガッツポーズ」や歓声を挙げることに、違和感を感じていません。これが、あたり前と思い疑問を感じる教師は、いません。グランドに唾を吐いても何も感じない現状です。 K-1や空手などの試合をテレビでみてあたり前と思ってしまっています。これらに影響されない事が大切です。子ども達は、椅子に座っていたり、立って見ることのほうが楽ですが、これらに影響されるべきではないと考えます。川嶋氏の写真家としてのカメラを通しての、この様な指摘は、日本の教育の根源を問われているような気がします。
 そこで、拳法会の武徳教育の理念を徹底させる為には、

1.指導者は、再度、身を引き締めて礼徳教育を徹底する。

2.学校、部活動教育の是正を提唱する。

3.大会運営を拳法会のみで行い。先ずは、純粋に拳法会選手で育成を計る。他団体のように連合的な容易な運営は、せずに、影響を受けたり、妥協を必要としない環境を作る。
  と言うことになります。この3点は、非常に重要と考えます。また、私たちが見本になることこそが大切と考えます。

2009年8月1日土曜日

しょうがい者と言う言葉をなくしたい!松井完太郎(国際武道大教授)


しょうがい者と言う言葉をなくしたい!しょうがい者の自立支援に武道を役立てたい。そんな時に社団法人障害者武道協会が誕生した。 そもそもの始まりは、松井完太郎先生(交際武道大学 体育学部 国際スポーツ文化学科 教授)の障害者武道講習会をお手伝いするところからスタートした。 先生のお話を聞くうちに少しずつ分らないながらも障害者武道の域に入っていったのである。何事も1歩、矛をもって踏み込むことが大切だと実感した。「武」の文字の由来は、「矛をもって1歩踏み出す」と意味するのだそうである。

拳法会の訓え 「求道即道なり」 


「孔子は十五歳ほどの年少で 学問の道に志を立てたところが聖人なのである。 いろいろと修行を積むことによって 聖人になられたのではない。」と「葉隠れ武士道」では、述べている。これは、「求道即道なり」という拳法会の訓えでもある。即座によきことは実践し求めようという心こそ大切なのである。
 打算的武士道と言う言葉がある。「利」があるのは、なにかと計算高いことである。現代の多くの者は、西洋の利益第一主義にかぶれ自らの歩むべき道を避け、楽な道や浮いた世間に流され多くの行為に「義」というものがない。

 あれこれ、迷っていても、前の敵を斬ることは出来ない。無心での一太刀が道をひらく。

師について「朝倉邦夫、師は、年長者とは、かぎらない」


三国志においても軍師、諸葛孔明は、その年齢を問わず師と仰がれていた。朝倉邦夫は、大橋千秋、浅井隆夫と同年代であるが投げ技、絞め関節技は、大橋に朝倉は、高校生時代の三年間、日曜日の稽古の後、柔道場で指導している。朝倉は、大橋のことを「桃太郎!桃太郎!」と呼んで兄弟以上の仲であり寒稽古、暑中稽古も常に一緒であった。雑誌の中に当時の活躍の一部が載っていたので紹介する。
朝倉邦夫は、現在の全日本拳法会本部長の浅井隆夫に対しても厳しく、弱音を吐くことを強く戒めていた。浅井隆夫が弱音を吐くと厳しいまなざしで睨みつけていた。