2009年3月25日水曜日

成長期の筋力トレーニング

成長期における身長の伸びは、3つの要素により構成される。1.栄養 2.運動 3.睡眠 で成長期の成長ホルモンを潤滑に作用させます。さて、ここでは、成長ホルモンを促進する「運動」での筋力トレーニング法について取り上げます。成長期の子供の骨は、「軟骨を筋肉で補強」していると考えてください。筋肉が弱ければ、軟骨に与える影響は、大きくなるわけです。野球の選手やサッカー、ラグビーの選手などに肩や腰を痛める原因が多いのは、ボールを投げるときやジャンプ、着地のときに軟骨にダメージを与えてしまうからです。そこで筋力を強化するトレーニングが必要となるわけです。それは、自分の体重を目安にして行う筋力トレーニングのことですが、例えばスクワットもそうですし、懸垂や腕立て伏せも「自重トレーニング」です。自重トレーニングで筋肉を強化すると、「筋力発揮」という動きになり、身体の内分泌系が活性化されて成長ホルモンの分泌が促され、身長が伸びる刺激になると考えられています。腕力強化では、30kgの子供であれば、30kgを目安にして自分の体重が支えられるようにする事です。最近、子供がなわとびで骨折してしまうケースが起きていて、20年前と比べると、基礎的な身体づくりが疎かになっていることが、浮き彫りになっています。「自重トレーニング」では、小学生はマッチョになることはありません。思春期の人たちも10分前後の自重トレーニングでは、過酷な筋トレにはなりません。従って体を支える部分の筋力は、伸長に大きな影響を与える事になります。オランダなどの体格の大きな国と日本を比較すると、成長ホルモンを助ける食生活と筋力に差があることがわかります。

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